規模の大きくない女子校に通い、6年間温室育ちだったからかな。高校にいた時、わたしたちはまわりの人みんなから「愛されていた」。少なくとも、そう感じていた。素敵な友達、両親、先生、オマケに神様からも。大した温室じゃなかったけれど、そこには悪意や限界は排除されていて、好きなように暴れまわることができたのだ。
高校のころ、わたしは何でもできる気分だった。勉強はできないけれど、自分は将来大物になると思っていたし、みんなも大物になると思っていた。自分の友達が作る世界で生きるのが将来の楽しみで、わたしもその中で大活躍する気満々だったのだ。
今思うと結構笑っちゃう。自分が非凡な才能をもっていると思っていたわけでもなかったのに、「わたしたちなら絶対やれるよ!」って思っていたのだ。女の子は褒め合いが大好きだから、互いの能力を褒めまくる環境にいたらその気になるのは仕方ないかな(笑)
それが一転、大学に入り、それも、規模の大きな大学に入り、一気に知らない人の目に気づくようになった。
暴れまわる女の子ってちょっとはしたないってことがわかったのだ。(とはいえ気付いた今もはしたないままなのは分かってるつもり。)しかも、男の子のようにやんちゃできる勇気や元気があるわけでもなく、わたしの無敵感は内輪のものだったんだ………。
それにそれに、周りには自分の道を決めて、そのゴールに向かって全速力で走っている人もいる。
わたしは大喜びで入った第一志望の大学、第一志望の学部だけど、プライドを壊され、物足りない気持ちで入った人も沢山いる。もしかしたら、そっちの方が多いかも。
毎日がパーティーみたい!という気持ちも、これからの未来はわたしたちがつくる!!って気持ちも、なくなってしまった。
頭打ち女子大生。
すっかりショボくれたわたしだけど、逆に少し堅実になった、かも。
根拠のない無敵感はガラガラ崩れて、いまは根拠のある無敵感を得ようと頑張っているところ………、否、頑張ろうとしているところ、です。
またいつの日か無敵感を取り戻せると思っているあたり、まだまだわたしも自信満々な人だともおもうけれど。
大学に向かう電車の中でふと高校のころの無敵感を思い出して書いてみた。
帰ったら審判まとめる!!で、譲渡と放棄も!!めも!!