27クラブ
さっきまですっかり忘れてたんだけど、わたしはロックスターなんだった。
6年くらい前から自分はロックスターだから27歳で死ぬんだって思っている。
27歳、人生の絶頂で突然その幕を降ろし、みんなを泣かせるんだって漠然と信じている。
ここ半年くらい忘れていたけど(笑)
でも、逆にこの半年以外はずーっと忘れたことなどなかったのだ(の割には日々を無駄にしすぎでは!?)。
ふと気づければわたしは既に21歳のお終いで、来月には22歳。
えっ死ぬ迄丁度あと6年!?!?
えーー!?
去年私は学生を続けるという選択をした。
卒業後は院に通って自分の憧れの職業を目指す。
なんて簡単には言うけれど、実際には難しくて、5年後の自分も想像つかない(自分で言って自分でこわっ!)。
6年後、私が死ぬであろう27歳の終わり。
私の心臓に向日葵は咲いているのだろうか。
私の名前の隣に並ぶ肩書きはあるのだろうか。
まだ何も出来ない、夢の途中で踠いているのだろうか。
それとも、夢を諦めているだろうか。
兎にも角にも6年後、私の人生はまだ始まったばかりのような気がするんだ。
絶頂どころか、ステージにも上がっていない気がするんだ。
私は死ねないかもしれないなぁ。
私はロックスターにはなれないかもしれないなぁ。
私はロックスターじゃなかったのかなぁ。
どうか28歳を迎えた2月11日の朝、
私が絶望しませんように。
願わくば。
自信のない選択を編んだ21歳の春の私を
ロックスターにしてくれないか。
5年後すらもわからぬような
道を選んだ女の子をこそ
ロックスターだとうたいたい。
27でくたばれなかった
夢を叶えた
28歳のわたしよ。
で!でもやっぱり!!
ロックスターであるからには、
27クラブに入りたいよーー!!!