人生はミュージカル

自戒と快楽の狭間で生きる夢見がち女による雑記

ベイマックス

明けましておめでとうございます。今年も自己満でしかない記事を書き続けます。うふふ。

もう去年のことになるけれど、大晦日イブの日、(ややこしいけどつまり30日)、ディズニー最新作のベイマックスを見に行った。
この映画、わたし的にはすごくツボだったんだけど、内容はさておき見た人みんなの感想は「思っていたのと違う……」というものだと思う。
少年ヒロとロボットベイマックスの心温まる日常??いやいや……まさかのガンダムも真っ青の戦闘。(ガンダム見たことないけど笑)
もはやわたしは日本の広告戦略?に感動してしまった。

ベイマックス、原題は「BIGHERO6」。題名から戦隊モノ全開なのだ。
日本において戦隊モノは掃いて捨てるほどある。新しさのかけらもないコンテンツ。そしてそのイメージは、お子様向け、安っぽい、よくある……そんなものじゃないかな。しかもロボット戦隊モノときたら、「陳腐」のひとこと。
広報担当は戦隊モノのかおりは宣伝にマイナスだと考えたんだろう。完全に消した。
これってすごいよ。
内容を隠してディズニーブランドだけでお客さんを呼び込むことにしたんだ。実際大成功だと思った。多くの人は戦隊ムービーだと知っていたら、たとえ内容は素晴らしくても見なくなってしまうと思う。
「アナ雪のディズニーの最新作だよ!きっとアナ雪みたいに話題になるだろう作品だからとりあえずみてね!」
とキャラクターだけちょこっと出したcmを作って流す。「泣ける映画」の予感を感じさせる感動要素だけをチラ見せ。
大抵の人はこれで見ちゃうんだもん。
いかに映画の内容を面白く見せるかというcmが全てじゃないんだなぁ。
「とりあえず、騙されたと思って見てみて!」という戦略があるんだ。
なんか見た後感動してしまったので思わず投稿。


中身の話をば。

まず舞台。
サンフランソーキョーは、とにかくわたしの大好きな2つの街のコラボレーションで胸が高鳴った。
交差点にあるキャスのカフェは実際のサンフランシスコでもカフェだった気がする。

………
と思って調べたけど、意外と似てなかった!映画で見たときは、あそこのお店だ!って思ったんだけどな。雰囲気は似てるでしょ?(まぁサンフランシスコの建物はどこも同じような雰囲気だけど)
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ちなみにここは有名なお店で、アイリッシュコーヒーが飲めるところ!
ブエナヴィスタカフェ。(画像はwebで検索した)

サンフランシスコの再現率がすごくて、サンフランシスコを知る人はテンション上がっちゃうはず。

あと登場人物は、寒い時もあったけど(笑)すごく好きになれた。やっぱり頭は良くても普通の人たちなので、他のディズニーキャラクターと比べるとインパクトは薄いけれど、これはこれでリアルでアリ!!
超能力でも運動神経でもなく、自分の知性を武器に戦うというのがすごく素敵だった。科学ヲタクがヒーローになるというのは安易な発想ではあるけれど実際は珍しいもん!!

とはなるけれど、すごく丁寧な描写に心が揺れました。ピクサーらしさ全開。ギャグもたくさん詰まっていて、もし感動できなかったとしても「お金の無駄だった」と思うことはないとおもう。(控えめなオススメ)
わたしは泣いたけど(笑)全然面白くないって言っている友達もいたからな〜。


ひとつ自慢させて!わたし最初から仮面の男の正体わかったんだ〜!
途中で妹に「この人だと思う!」なんて耳打ちしたものだから、本当に当たっちゃって顰蹙を買った(笑)
ディズニーレベルならかなり予想が当たる!……って子供用だから当たり前か!

魔法にかけられてでも王子とパトリックデンプシーの婚約者が結ばれるところまで予想が当たったし!(自慢のレベルが低い……………)